北京日本人学校の一コマ
校長  茅野 修
 早い北京の夏到来で、すでに水泳指導が始まりました。子どもの一生懸命な勉強の様子を見ることが楽しみなので、教室を努めて訪問しています。一年生の音楽の授業を参観した時のことですが、授業を終えて泣きながらプレイルームを出る女の子がいたので「どうしたの?」と聞いてみたら、「今日の勉強で、“さようなら”を歌っているうちに友達とお別れをしてきた事を思い出したの。」とのことでした。こんなふうに子どもの感性に訴える授業を成立させることが出来るのは素晴らしいことと感心しました。また、 ある学年では国語の時間、教師の範読の後、子ども達の音読がありましたが、感情のこもったとても良い朗読が出来ていました。

 校歌を作曲して頂いた團伊玖磨先生が、昨年の5月14日に学校にお出でになり、子どもたちの歌う校歌をお聞き頂いた後、蘇州にて17日にご逝去されましたが、先生を偲び校歌を大切に歌い継ごうという気持ちで27日、全校で校歌を歌う会を行いました。 とても上手に、また心に響く校歌を聞く事が出来ました。

 23日には、初めての試みでしたが日本人会や商工会議所の皆様を対象としての学校公開・授業参観日を行いました。日本人学校にお出でになったのは初めての方がほとんどでしたが、参観されてのご感想を書いて頂きました。一部ご紹介したいと思います。

学校全体の設備、環境等について
・施設・設備はひと通り揃っており安心した。もう少し緑に囲まれた環境を与えてやりたい。
・校内がきれいでおどろきました。
・コンピューター設備は素晴らしい。どんどん台数を増やしていって欲しいと思います。
・以前と比べて日本語教室など、ずいぶん学校らしい設備が整えられているように思います。
授業等子どもたちの様子について
・同じ公寓の子どもたちが頑張っている姿が印象的でした。
・みんな一生懸命に勉強していて嬉しくなりました。いつかきっと中日のかけ橋になってくれると思います。
・大変元気良く活発でよい。授業を受ける態度も良く家庭のしつけの大切さを感じた。
・プールに出かけているクラスが多かったですが、中国語やイマ−ジョン、日本語のクラスをみることが出来ました。
・日本の現状はあまり知りませんが、少人数で良いな−と思いました。全体的にとてものびのびと楽しく授業をされている様子が良くわかり、拝見している私までも小・中学校の時に戻ったような気持ちになりました。廊下ですれ違う時など「こんにちは」と声をかけて下さるかわいらしい姿がとても印象的でした。
・生徒の人数と教師の分担割合も多過ぎず、少な過ぎず丁度良いと思う。授業中、きちんと席について授業に積極的に参加していたし、好印象を覚えた。
その他
・本日のような機会を設けて頂きまして心よりお礼申しあげます。大変勉強になりまた。楽しい一時を過ごさせて頂きました。
・良い意味での日本人の誇りを持つように、また日本を大切にする心も養って頂ければと思います。
・中国語の授業・日本語の授業はそれぞれとても有意義であると思うので、これからも続けていって欲しいです。
・中国語がどの程度上達するかについて、もう少し詳しく知りたいと思いました。
・このような機会があると“開かれた学校”という好感が持てます。是非これからも宜しくお願いします。
・今回が初めての試みと聞きました。学期一度位公開日を設けて頂けると参観出来てうれしいです。“いつでも”といわれてもなかなか入りにくいです。何十年ぶりに先生と子どものいる教室を見せて頂きうれしかったです。


  皆様方のご意見等を大切に受け止め、今後も教員一同、心一つにして頑張って行きたいと思っています。